請求額を約80%減額した金額で合意が成立

事案
マッサージ店を経営する会社に,即戦力のベテランマッサージ師として採用された従業員がいた。しかし,その従業員は,若い経営者を軽んずる態度をとり続け,経営者の方針を無視し,業務をしばしば怠ることが多くあった。また,店舗の売上も大幅に落ちる結果となった。そこで,会社はその従業員に対し退職勧奨を行ったところ,その従業員はこれを拒否し,労働組合に加入した。労組は「組合加入通知書および団体交渉申し入れ書」を送付して団体交渉を申し入れた。
結論
大幅に減額した金額による合意が成立請求額を約80%削減成功
この事案のポイント
- 従業員は退職を拒否し,勤務継続を要求していた。
- しかし,会社としては,その従業員が職場に居続けることで従業員の士気が大幅に低下するため,是が非でも退職させることを望んでいた。また,店舗の経営状況が悪化し,余剰人員も出ている状況にあった。
- そこで,会社は,整理解雇を視野に退職をする交渉を行った。その結果,組合側は,解雇予告手当相当分の解決金を支払うことによる解決を提案してきた。会社側は,強行的に解雇しても争われるリスクが高いことを踏まえ,上記解決を受諾することとした。
- 弁護士に依頼してから約1週間というスピード解決を得た。
依頼者の声
この度は迅速なご対応誠にありがとうございました。労組の介入により当社の女性マネージャーが泣き出してしまう程不安な状態に陥りました。インターネットで対応できる弁護士を探し,一番明確な内容であった吉村先生に依頼をさせて頂きました。その結果,1週間程度で当社としても納得できる解決を見ることができ本当に助かりました。何よりも精神的に不安な状況が速やかに解消されたことに感謝致します。今後も何かありましたら相談させてください。